四柱推命で見る相性について
相生と相剋ってどんな関係?
相生(そうせい)… 生じる関係、生み出す関係、強める関係
木は火を生じ、
(木があることで火は燃えあがる)
火は、土を生じ、
(火が燃やした灰が土に還り肥える)
土は、金を生じ、
(土の中から金ができる)
金は、水を生じ、
(金が冷えて表面に水ができる)
水は、木を生じる。
(水があることで木が大きく育つ)
隣同士にある要素同士が「相生の関係」です。
相生の関係は自分を大きく繁栄させてくれる関係。自分らしさを育てあえる存在ということで、良い関係とされています。
相剋(そうこく)… 剋す関係、傷つける関係、弱める関係
(土は木や草花から養分を奪い取られる)土は、水を剋し
(水は土に濁される)水は、火を剋し
(火は水に消される)火は、金を剋し
(金は火の熱で溶かされる)金は、木を剋す
(木や草花は金属に切られる)
対面にある要素同士が「相剋の関係」です。
相剋の関係は傷つけられる関係。自分らしさを奪われる存在ということで、悪い相性といわれています。
良い相性、悪い相性って本当?
このように一般的に相生の関係は良い相性、相剋の関係は悪い相性といわれていますが、果たして本当にそうでしょうか?
良い相性と言われている相生の関係も、次のように見ることもできます。
木が火を燃え上がらせすぎて、すべて焼きつくす
火が土に栄養を与えすぎてドロドロになる
土の状態が良くなく、金属の質が悪くなる
金属が水を生みすぎて氾濫する
水を与えすぎて木が腐る
反対に悪い相性と言われている相剋の関係もこのように見ることができます。
木が養分を吸い取ってくれるおかげでバランスの良い土になることができる
土が溢れた水を堰き止めてくれる
水が燃えすぎた炎を沈めてくれる
火が凝り固まった金属を溶かしてくれる
金属が木を最適な形に整えてくれる
相生が良い相性で、相剋が悪い相性とは一概には言えません。
というよりも、どちらの関係も必要不可欠で大切な相性だと思いませんか?
相生の関係ゆえに甘やかされて、うまくいかなくなることもあるでしょう。
相剋の関係ゆえに自分にないところが刺激になり、自分自身をさらに成長させてくれることもあるでしょう。
どんな相性だとしても問題ない。
だからこそ、相生は良い相性、相剋は悪い相性と決めつけて関係を見るのではなく、一番大事なのは、「私たちの関係性がどういうものなのかを知っていること」です。
私たちは相生の関係性だ。
私たちは相剋の関係性だ。
ということを知っていればいいんです。
知っていればその上でどう対応していくかを自分で決めていくことができます。
自分たちの間に起ったことも、私たちの関係性を知っていれば無駄に悩む必要もなくなります。
「そうか、私たちは違う価値観を持っているからな」
「そうか、私たちは近しい関係性だからな」
だから相性を見る上で、私たちの関係は相生だから良い、相剋だから悪いと一喜一憂する必要はありません。
その関係を良いと決めているのは自分。
その関係を悪いと決めているのは自分。
それってすごく勿体ないことだと思います。
どんな関係性でも自分にとっては大切な存在。
その前提で相性を見ていくことを私はおススメします。
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